ジャイアントゲッコー 紹介(だいたいの金額順)
こんばんは。arrow reptilesです。ジャイアントゲッコーですが、調べれば調べるほど色々な名前があって、よくわからない人であれば混乱するだろうと思います。なのでご紹介しますね。
ただ。紹介は高額な順にしますが、高ければいい、安いのはダメというわけでは全くないです。気に入った個体を購入するのをお勧めしますが、名前の意味が気になる方は多いと思うので、書いてみる次第です。ちなみに内容については独断と偏見が入ります。人によって色々意見はあると思うので、何かあればお気軽にコメントください。
【ジャイゲコ 高額順】
・Poindimie
最も高額なジャイゲコです。ブロッチが入らず、白いスポットが少し入る形になることが多く、最も大きくなる(長くなる)とされています。マニア垂涎の種類で流通もあまりありません。Poindimieにも更に高額になる血統があり、Diablo×Daisy LineとDalas Zoo Lineです。どちらもPoindimieの中でも更に純粋な血統と思っていただければ良いでしょう。Dalas Zoo Lineについては現在入荷を検討しています。興味がある方はご連絡ください。
金額は80〜100万円くらいです。Diablo×Daisy Lineだと倍になります。1匹でですからね?
・メラニスティック
これは産地ではなく、「黒くなる」ジャイアントゲッコーのことです。生まれた瞬間に黒い個体をこう呼ぶとか。元々はMt. Koghisの一部でだけでしたが、今は色々なロカリティの子がいます。なぜか? わかりません。本当にメラニスティックと呼ばれる遺伝性はあるのか? よくわかりません。諸説ありすぎて何を信じればいいのか…とにかく謎が多いメラニスティックですが、今なら研究の第一人者になれるかもしれないです。
こちらも金額は80〜100万くらいです。
・MCDM、Yambe X、Lava
国内で流通することは滅多にないですね。どれも産地ではなくブランドネームだと思ってもらえればよく、MCDMとYambe Xは黒くなるように選別交配されたジャイゲコたちのことで、Lavaは黒い地肌に赤いラインが入るジャイゲコのことです。MCDMはマイクさん、Yambe XとLavaはXXさんが、、という風に誰かが開発したブランド名ですね。海外では人気がありますが国内には入ってこないイメージです。写真で見る限りすごいかっこいいのですが、、どれもベビーの時はどうなるかわからず、アダルトになって綺麗になった個体を買おうとするととんでもなく高いという感じです。
金額は完全にピンキリとなりますが、日本で流通するのであれば50万円〜というところでしょうか。
・Yate
日本で流通する高額なジャイゲコといえばこちらですね。最も重くなる産地とされています。Europian Line(Bubba Line)と呼ばれる血統が有名で、黄色くなるのでゴールデンと表現されることもあります。最近は黒いYateやメラニスティックYateなんていうものも流通していますね。フルアダルトの見事な個体は凄まじい重量感です。
金額は40万円〜70万円くらいです。
・Yate×Poindimie
アメリカではType Aとして流通しています。組み合わせですね。狭義のType Aはブロッチ(模様)が入らず白いスポットのみです。なぜかというとPoindimieもYateもブロッチがないからですね。ブロッチがあるTypeAについては、私はちょっとわからないのでなんとも言えないです。
金額は30万円〜50万円くらいです。
・Mt.Humboldt, Mt. Dore, Riviere Bleue, Goro...
マイナーなグランテラの産地です。絶対的な流通数が少ないため、何を持ってその産地と特定するのかも難しいレベルですが、きちんとしたコレクターが管理している個体が時折流通します。正直、他の産地より素晴らしい何かがある、というものではないですが、マニアとしては見逃せない個体達になります。
金額は30万円〜50万円くらいです。
・Mt.Koghis Troger Line
マウントコーギスは大きく分けて2種類の個体が流通します。Troger Lineは流通量が少ないのですが、全身の縦にラインが入る、かっこいいジャイアントゲッコーです。
金額は30万円〜40万円くらいかなと。
・Du Ana、Caanawa
島ものと呼ばれるヘンケリー個体の中で、レア産地と呼ばれるものですね。勉強はしたのですが自分には普通のヘンケリーと何が違うのかはよくわかりませんでした。が、熱心なマニアがコレクションしている個体が時折流通します。
金額は30万円〜40万円くらいかなと思います。
・Mt.Koghis Fridel Line
よく流通するマウントコーギスです。全身にブロッチ(模様)が入る個体をこう呼びます。後述するType Bと何が違うのか? という個体も見かけますが、模様のバリエーションが多く、お気に入りの個体を探す楽しさがあります。
金額は20万円〜25万円くらいが一般的でしょうか。
・Mt.Koghis
Lineがないマウントコーギスも流通することがあります。これは極めて説明が難しいのですが、狭義のマウントコーギスは、黒くなりブロッチではなく白いスポットが入る個体です。PoindimieやYateと比較すると小さいのが特徴という感じですね。(それでも島ものと呼ばれるヘンケリーよりは大きいですが) ただ昨今ではよくわからないのはとりあえずこう呼んどけ!という雰囲気を感じます。なんとなくですが。
20万円くらいが一般的ですかね。
・Type B
最近あまり聞かないですが、全身にブロッチが入るグランテラの個体達です。ヘンケリーより大きくなるというのが売りにはなりますが、ヘンケリーの血が入っているのでは、という疑惑もあります。最近はあまり流通しないですね。
10万円台後半から20万円台前半くらいですね。
・グランテラ×ヘンケリー
なぜかあまり流通しないですね。すごく大きなグランテラ×ヘンケリーを見たことがあります。この辺りはどう化けるかわかりません。ちなみにグランテラ、ヘンケリーというのは爬虫類趣味界でのあだ名でして、学術的な差はないです。よって学術的に違う種類を混ぜってしまった、というような意味はありません。ただ、敬遠されるんですけどね。
10万円台後半から20万円台前半くらいですね。
・Pine、Nu Ana、Nu Ami、Bayonnaise、Brosse、Moro
ヘンケリーと呼ばれる個体達です。それぞれが島の名前だと思ってください。「ヘンケリーの中でも大きくなる産地です!」という謳い文句を3産地くらいで見かけたことがあるので、この辺りの産地も話半分で大丈夫かなと思います。ジャイゲコに詳しいブリーダーでも違いがわからないとされているヘンケリーについては、産地にはあまり囚われることなく楽しむのが良いのかという感じです。ヘンケリーに関しては比較的安い個体が多いですが、美しい個体は高額で取引されるため、安くない場合もあります。
安い個体だと10万円台前半から、高くて20万円くらいですかね。
※Type C
番外編になります。というのも、純粋Type Cはもはや海外でも流通はなく、25%といった形で血統が残る程度になるからです。TypeCはアメリカに渡った超巨大な1ペアを源流とするとされています。PoindimieやYateと違い、白いブロッチが入るので見た目で区別することは可能です。
今、純粋なTypeCが流通したらいくらになるんでしょうね?全く想像つかないです。何名かいらっしゃる超有名な海外ブリーダーなら保有しているのかなあ、という感じですね。
という感じで紹介してみました。網羅したつもりですが漏れていたら申し訳ございません。それぞれの種類の写真に関して気になる方は、インターネットで「Leachianus XX」と検索すると出てくると思うので見てみてください。めんどくさい、教えてという方はお気軽にご連絡ください。
金額については大体の目安です。自店で販売するならこれくらいかな、という感じです。個体によって安かったり、高かったりすることはあります。(特に高い方はキリがないです)あくまで参考としてください。
以上、よろしくお願いします。
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