論文を読んで飼育のお勉強
こんにちは。Arrow Reptilesです。
輸入日が近づいて来てドキドキしています。無事にちゃんと届くかなあという不安と、生体を見る楽しみです。
今回の楽しみはたくさんいます。どれも高かったですけどね!受け取り後HPにアップしますのでお待ちを。
さて、表題の件です。先日ブログに書きました「日本初かもしれない」種類のお勉強をしていました。論文によると(雑な日本語訳ですが)現在飼育している種類が乾いた地域にいるのに対し、同属ですが熱帯雨林にいるようで少し湿度が必要そうです。そもそもオーストラリアの熱帯雨林ってどんな環境なんでしょう?東南アジアや南米とは違いそうです。。そこから謎が多いです。論文にあった生息地の写真を見る限りはもののけ姫に出て来そうな感じでした。
しかしこの「必要な湿度」が難しい。どうやって管理するかは悩みそうです。
例えば現在店舗のチャホウアですが、爬虫類用のガラスケージで管理している個体と、メッシュケージで管理している個体がいます。メッシュケージの方には少し大きな水皿を置いていますが、それだけの差で問題なく、一日一回の霧吹きで元気に飼育できています。
そして昨日、どちらもメスが卵を2個産みました。パッと見どれも悪くはない卵です。
チャホウアは湿度が必要、とは言われますがメッシュケージでも問題ないんですよね。ちなみにジャイアントゲッコーもメッシュケージで飼育している個体がいますがこちらも元気です。
5年から10年単位で見た長期的な影響は未知です。ただ現時点では、湿度が必要とされるニューカレドニアゲッコーでは、メッシュケージかガラスケージかくらいの差では直ちに影響が出ることはないみたいですね。湿度が高い方がいいとは何か、地味に難しい問題です。
水でびしゃびしゃにするのもなあ、、ということでしばらく神経を使う日々になりそうです。あまりにも高額+もう日本に入れられるか不明なので神経を使わざるを得ないですね。。。
話は変わりますが、マツゲイシヤモリが2回目の無精卵を産んで悲しいです。まあまだアダルトになったばかりなので来年に期待ですかね。マツゲイシヤモリとアグリコラクチサケヤモリはどちらも全て無精卵なのでしばらく時間がかかりそうです。どっちも好きなヤモリなんですけどね。汚い卵を発見した時の悲しさと言ったら。
さて、最後は海外からのオファーの紹介です。
モザイクイシヤモリ(Diplodactylus tessellatus)テッセラータイシヤモリとも呼ばれます。地表性のオーストラリアイシヤモリの中でも珍しく、あまり流通しない種類です。
こちらはベビーの写真ですが可愛いですね。ペア取りも可能です。入荷するとなると9月のハムショー後になると思いますがブリーダーから予約歓迎と言われているので興味ある方連絡ください。(見てみて考える、でもOKです)
色々なイシヤモリを増やしているブリーダーですが、イチオシの生体のようです。
以上、ありがとうございました。
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