クーリングの季節ですね/ IUCNレッドリストが興味深かったです

 こんにちは。Arrow Reptilesです。

すっかり寒くなって来ましたね。弊店でもそろそろクーリングを始めました。

バスキングライトをオフにして1週間程度水だけで管理した後、玄関に写真のように置いています。去年一年試行錯誤した結果温度的に玄関がちょうどよかったんですよね。最低8℃、平均12℃程度という程よい寒さで管理できる場所です。

とりあえずヒガシアオジタとコーンスネークをクーリングする予定ですが、ストケスとリッジテールもするかは考え中です。もうちょっと調査をしてみてから決定しようと思います。

さて、今週末ニュースを見てるとICUNレッドリストが更新された、とあったのでHPを覗いてみました。

ICUNレッドリストは、各種生物の危機的状況をステータスとして管理しているリストです。ちなみに CITESとは違います。CITESは国際取引に関する規定ですので、危機的状況だから国際取引を禁止しよう!とはならないんですよね。そもそも原産国が輸出を禁止している生体ならCITESで制限をかける必要がない、という考え方もできますので。レッドリストで絶滅寸前となっている=CITESで付属書Iというわけではないというわけです。ただ、CITESで登録する際の根拠の一つにはなるようです。

まあこの二つの基準がバラバラなのはおかしいのでは、という意見もあるようですが・・そもそも目的が違う二つのリストですからねえ。

爬虫類業界に直接関係するのはCITESなのでそちらばかり注目されますが、レッドリストも興味深い記述が多いです。

例えばレッサーコモチミカドヤモリ。いろんな呼び方がありますがICUN的にはTough-Snouted

Giant Geckoが呼び名のようです。グレーターはRough-Snouted Giant Geckoですね。 

生息地の情報などが記載されており、レッサーコモチミカドヤモリはパイン島のごく一部の地域にのみ生息しており、なんとその生息域は4平方km!めちゃくちゃ生息域狭いですね・・

そんなこともあり、絶滅の危険性が高いとされています。しかし生息数はよくわからないけどいろんなリスクに晒されているから、というフワッとした理由だったりするのも興味深いです。

後、2年に1度しか繁殖しない、という記述もありました。聞いたことある話でしたがソースはICUNだったんですね・・

後、ジャイアントゲッコーも見てみました。

生息域は「グランテラ、パイン島、及びその周辺の島々」と記載されています。

この書き振りでわかりますが、パイン島って結構主流の島なんですね。その割にはジャイアントゲッコーのパイン産ってあんまり見かけないですが、、、どういうことなんでしょうね?

まあ確かにヌアナ、とかをグーグル検索してもジャイゲコ以外のソース全く出てこないんですよね。結局どこなんだ、と。謎が多い産地問題です。

そして日中は木の隙間や穴の中にいることが多いそうです。そういうレイアウトをしてあげると喜ぶかもしれませんね。

こんな感じで、生息地に関する情報や生態などの記述が載っています。全て英語なのがちょっとハードル高いですが気になる種類の情報を見てみると面白いかもしれません。学名で検索をかけると出てきます。

以上、本日のブログでした。ありがとうございました!

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