投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

リッジテールモニター 赤い=レッドアキーではない?

 こんにちは。Arrow Reptilesです。 以前から販売しているリッジテールモニターですが、最近気になったことがあり色々調べていました。それは「レッドアキー」・「イエローアキー」とは何か?ということです。国内ではなんとなく使われているこれらのワード、どういう意味なのか調べてみました。 まず、結論として、レッドアキーとイエローアキには生物学的な違いはないです。レッドアキーの方がやや大きくなるようですが、体色や模様では判別できなさそうです。 リッジテールモニターは学名 Varanus acanthurus ですが、正確には3亜種に分かれます。 V. a. acanthurus  V. a. brachyurus  V. a. insulanicus  このうち、 acanthurusがレッドアキー、 brachyurusはイエローアキーとなります。  insulanicusは特徴的な見た目ですが流通が全くないので割愛します。この3亜種はオーストラリアの生息地域で分かれています。 レッドアキーが一番尻尾と足が長く、イエローアキーは尻尾と足が短いとされます。レッドアキーの方が大きく、最大84cmという個体が観測されています。 一般論としてはレッドアキーは赤い肌、イエローアキーは赤みがかかった茶色の肌、と整理されることもありますが、明確に定義されているわけではないです。 そして、そもそもの出自が曖昧なオーストラリア産であり、明確な違いがないゆえに、「両者が混ざった個体が流通個体の大半である」という説が有力のようですね。 後、レッドアキーは世界的に流通量は少ないそうです。イエローアキーが流通の大半だとか。日本だと真逆ですけどね。この辺りは国内では流通の中で赤い=レッドアキーとなっているのだと推測できます。 まあ、赤いのが特徴のリッジテールです、と言いたいのであれば「リッジテールモニター レッド」という名称で販売するのが良いのかもしれませんね。アキーとしてしまうと亜種の話になってしまい、そこまで厳密に血統管理しているのか?という話になるので…… 確かに赤い個体群と黄色い個体群がいるようですが、色々調べてみたのですが謎が多いです。 あんまり気にしない、というのが楽しみ方としては正しそうです。

新入荷の紹介(ドイツ便)

イメージ
 こんばんは。Arrow Reptilesです。 ちょくちょく入荷はしているのですが、小粒なこともありあまり宣伝していませんでしたが…… まとまった数が入ったので紹介しようと思います。 ・アブロニア グラミニア 貴重な(おそらく日本で初?)グラミニアのCBです。ドイツから輸出されたのは初めてらしいのですが、見た瞬間にWCとは別物でしたね。ピカピカで非常に美しいです。WCは少しすれた感じが厳ついのですが、可愛らしいという感じでしょうか。 飼育方法はカメレオンのようなものと思っていただければ良いです。どこかのタイミングでYoutubeで紹介しようと思います。 ・グローブヤモリ 南アフリカ原産の地表性ヤモリです。目がクリクリとしていて、タマオヤモリ系の可愛らしさがありますね。ベビーではなく大きいサイズで入ってきました。ペアとオス単体です。地表性ウルウル目系ヤモリはいいですね。特に飼育が難しいという話は聞いたことがありません。ただ、触った感じ動きは早いです。タマオみたいにのんびり屋さんという感じではないので、食事シーンなどは楽しめるかもしれません。 ・ホンカロテス(Calotes Calotes) インドやスリランカに生息する樹上性のヤモリです。インドやスリランカの個体は基本的には流通しないのでレア種になります。まだまだ小さいベビーサイズで2匹入荷しました。アダルトになると顔が赤くなってそれはそれは美しい。。既に目が赤いですね。飼育方法はアジアの樹上性なので湿度高めで登る枝を用意してあげれば良さそうです。 ・ミカゲヨアソビトカゲ( Xantusia henshawi ) アメリカに生息するヨルトカゲの一種です。流通は稀です。ペアで入荷しています。ヨルトカゲということで紫外線やバスキングライトが不要?な点と見た目のかっこよさに惹かれて仕入れました。湿度は少し高めの方が良いようですが、それ以外はシェルターを用意してあげる基本的な飼育方法で問題なさそうです。 ・ロングノーズドラゴン(Gowidon longirostris) オーストラリアに生息する樹上性のトカゲです。ペアで入荷しています。これも今までと同じく飼育情報が少なく謎が多いトカゲですが、見た目がカッコ良いので仕入れました。樹上性なので、そういう飼育の仕方をしてあげれば良いかなと思います。といっても同じオーストラリアの樹