マツカサトカゲについて

 こんにちは。Arrow Reptilesです。本日は実は販売しているのですがあまり宣伝していなかったマツカサトカゲについて書いてみたいと思います。

マツカサトカゲとは?

オーストラリアに生息するアオジタトカゲの仲間です。舌は青いです。クリクリした目と、鱗のような独特の肌感が他の爬虫類にはない特徴を持っています。マツカサトカゲは正確には4種類います。




今販売している個体は「ニシマツカサトカゲ」です。この種類は1番カラフルな種類で、赤みが多い個体や、白い個体などもおります。「レッドトップ」「ゴールドフィールド」などという名称がついて販売されていることもあります。

メジャーな種類で言うと「ヒガシマツカサトカゲ」がいます。こちらはオーストラリアでは1番生息域が広いマツカサトカゲのようです。黒い個体が多いです。学名が「アスパー」なのでアスパーという名称で販売されることもあります。ニシマツカサトカゲと比べると目が少し小さくく、キリッとした顔つきの傾向にあります。

後は「ロットネスマツカサトカゲ」という種類もあります。学名が「コノウィー」なのでそう呼ばれることもあります。こちらは金箔のような色が体全体にあり、綺麗です。後は四種類の中では1番小さいと言われています。ロットネス島にしかいないのでレア種です。

最後は「パラーラマツカサトカゲ」です。ニシマツカサトカゲと見た目が酷似しています。鼻先の違いなどで判別はできるのですが、、レッサーコモチミカドヤモリとグレーターコモチミカドヤモリくらいの誤差です笑

マツカサトカゲの雌雄判別は?

アオジタトカゲ並に話題になる雌雄判別ですが、「外見での雌雄判別は不可能」と言い切ってもいいと思います。50%の確率でなら当たりますが苦笑

ドイツのマツカサトカゲブリーダーと話をする機会があったのですが、販売個体の雌雄を見てもらったところ「完璧なオスだね!」と言われ、病院で造影剤検査を行いみてもらったところメスでした。確かにブリーダーから送られてきた外見の特徴ではオスの特徴にピッタリだったんですけどね・・

そのブリーダーは基本的にはベビーの時のポッピングで判別するようです。ポッピングか病院での造影剤検査以外では全く当てにならないと思いますので、外見で判断することは気をつけることをお勧めします。

マツカサトカゲの繁殖は?

繁殖は難しいと言われています。まず雌雄揃えるハードルが高いですからね。。

また、「マツカサトカゲは一度ペアになるとそのペアで添い遂げる」という話は聞いたことあるかもしれません。元ソースを確認したところ確かに繁殖期に同じペアになる傾向にあったり、死んだメスにずっと寄り添うオスが確認されたりはするそうです。

ただ、ドイツのブリーダー(20年以上の実績あり)によると、繁殖のキーは日照時間とクーリングとのことで、そこがキーだと強く言われました。実際にその方が記載した雑誌の切り抜きデータみたいなのは頂いたので購入してくださる方にはお渡しすることもできます(ドイツ語と英語ですが)

まあ確かにマツカサトカゲの繁殖例が少ないのがペアで添い遂げるからなのかそれ以外の話なのかはよくわからないです。というのもそもそも日本で繁殖例が多い爬虫類自体が極めて限られていますので・・・アオジタでもキタアオジタトカゲ以外、ヒガシアオジタトカゲなども繁殖実績を聞くことは極めて少ないですからね。。

他のヤモリなどではオスのやる気が重要でオスは複数匹いた方がいいという話があったり、ペアになれば子供が生まれるというものでもないというのが爬虫類の繁殖の正直なところかもしれません。

ただ、ペアが出来れば子供が生まれるかも!という楽しみができる、この点については飼育している上でのアクセントになるのでいいですよね。夢があります。

飼育の仕方は?

飼育の仕方は、オーストラリアのアオジタトカゲと違いはないです。90cmケージに餌入れと水入れとシェルターがあり、バスキングライトと紫外線ライトがあればという感じですね。

餌は人工飼料で問題ないです。アオジタと同じくバナナなども食べます。

ちなみに日中は大体寝ています。Sleeping Lizardと呼ばれる、という話も聞いたことありますね。

とにかく飼育しやすいトカゲなので飼育で苦労することはないと思います。

以上、簡単にですがマツカサトカゲについて書いてみました。よろしくお願いします。

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