ニューカレドニアのヤモリの魅力

 こんにちは。Arrow Reptilesです。知ってましたけどクチサケヤモリ全然人気ないですね。。いいヤモリなんですけどねえ。。

次回入荷予定はリッジテールモニターやタマオ系などオーストラリア物なのですが、そこまでは特にアップデートはないです。そこで今日は色々ニューカレドニアのヤモリについて語っていきたいと思います。店主的に大好きなんですよねー、ニューカレドニアのヤモリ。いつか行ってみたい場所でもあります。

①クレステッドゲッコー


ヤモリ界の大エース、クレステッドゲッコーもニューカレドニアのヤモリです。レオパほどではないですが多種多様な品種がいて、コレクションするのも楽しそうですよね。店主はダルメシアンが好きです。

販売量が多いからか日本でも結構ブリードされているイメージがあり、ブリーダーイベントなどでもよく見かけますね。ただお隣の国、韓国CBは勢いがあり新しい品種(カプチーノや亜斬ティック)と言った品種が生み出されてアメリカで数百万円で取引されてるのを見ると、日本でもまだまだ発展の余地はあるんだろうなあと思います。

飼育については言うまでもないですが特段癖もなく、飼いやすいヤモリです。ただ個人的に尻尾が細長いので切れないか怖いので、ちょっとハンドリングは苦手です。よくアメリカでは尻尾が切れたアダルトを売っているのを見かけますがやはりちょっと不恰好ですよね・・

店舗ではダルメシアンを多数扱っています。コオロギを与えるとよく食べてくれます。パクッと目の前で食べてくれるので観てて楽しいです。

②ガーゴイルゲッコー

クレステッドゲッコーと同じくらい販売されているところは見かける気がします。カラーリングはクレステッドほど豊富ではありませんが赤いラインが入った個体や真っ赤な個体は、見た目のキリッとした風貌と相まってかっこいいです。

クレステッドゲッコーよりアダルトのサイズ感としては少し大きいでしょうか。とはいえ45cmケージでペア飼育できるサイズ感ではあります。また、触り心地などは変わらないです。

飼いやすさも感覚的には変わらないので、初めてのヤモリでも全然問題ないと思います。見た目がタイプ!という方にはお勧めします。

当店では現在赤いラインが入った個体を販売中です。アダルト個体も管理しておりますのでアダルトサイズのイメージもお見せできます!思ったより大きいと思われるかもしれません笑

③ジャイアントゲッコー


最近入荷したのでよく紹介しているジャイアントゲッコーです。大きくなるグランテラと色鮮やかなヘンケリーの2種類がいます。

「ジャイアント」と名がつく通り大きいです。60cm以上のケージでの飼育をお勧めするサイズです。ただ、大きいだけあって触り心地はいいです。ずっしりもちもちしているので毎日触りたくなります。ただ機嫌が悪いと「ぎゃー」と鳴きます。ちょっとびっくりします。

日本ではブリードされている人は少ない印象ですが海外では盛んなイメージです。産地ごとの繁殖だけではなくカラーリングを重視したモルフなどもあります。まだまだそういった個体は高額ですがそのうち仕入れたいですね。

「産地の違いを見分けられない」という人が結構いますが、多分多くの人が見分けがつかないと思います。苦笑 正直代表的な産地の代表的な個体ならわかるのですが・・というレベルですね。飼育して並べてみればまた違うのかもしれませんが写真で判別するのは相当難易度高いです。

その事から推測するに今後は産地ミックスの綺麗なカラーを追求した子が増えていくのではないでしょうか。1匹1匹が高額なのでなかなかすぐに急激にモルフ化が進むことはないと思いますが、「Snow Flake」など既に魅力ある個体を産出している海外のブリーダーの方はいらっしゃるので楽しみです。

現在販売している個体はグランテラが中心ですが、店主としてはヘンケリーも好きで、繁殖を目指して集めています。Moro、Nu Ana、 Pineなどを飼育していますがヘンケリーミックスもいます。個人的には産地<見た目なので素晴らしい見た目の個体を産出できるように頑張りたいところです。

④マモノミカドヤモリ


現在店頭で販売はしていないのですが、4ペア飼育しています。繁殖への本気度が伝わりますでしょうか。笑 今年は無精卵ばかりだったので来年に期待です!

当種は苔むしたようなカラーリングと、ピンク色の混ざった見た目が可愛く好きなんですよね。モルフはないですが個体によって色味が全く違います。最近アメリカではモルフではないですが首元が白い子が高額で売られています。ただ現状は首元が白いだけなので今後拡大して真っ白な個体とかになったら面白いですが今は良さはよくわからないです苦笑 

産地としては本島(メインランド)とパイン島産がありますが正直違いはよくわからないです。。パイン島の方が高額なことが多いですが気持ちの問題ですかね・・

とまあ色々謎が多い種類ですが、触り心地はすごいいいです。大人しいので捕まえやすく、非常にもちもちした触感をしています。サイズ的にも片手で余裕で掴めるサイズなので飼育ケージもそれほど広いものは必要なくいいです。

飼育難易度も特に難しい要素はないです。クレスやガーゴと同じで問題ないかと思います。餌も人工飼料食べてくれますし基本苦労する要素はないです。ただ、、一回だけあったのが足の指が湿度不足で脱皮不全になってしまい、ガラスに貼り付けなくなることがありました。そうなると弱ってしまうので1日一回程度は霧吹きをしてあげると良いかと思います。

流通する個体はオスかベビーが多いのでペアを揃えるのが少し難しいもしくは高額になってしまうのが残念なポイントでしょうか。ただ本当に可愛いんでお勧めの1匹です。毎日のように触れ合っています。笑

⑤コモチミカドミカドヤモリ


実物を見たことない、という人も多いのではないでしょうか。レッサーとグレーターの2種類がいますが違いは写真では分かりません。笑

店主が大好きなヤモリで頑張って3匹集めました。日本では全く流通しないので海外で探すしかないですが海外でも流通は少ないです。繁殖に時間がかかるのと一回の繁殖量が少ないからだと言われています。ただ実際飼育している人が少ないだけの可能性もあります。ジャイアントゲッコーは繁殖難しいと言われますが流通量は多いですからね・・・単純な絶対数が少なすぎるので繁殖について語るのは困難だというのが個人的見解です。

臆病で逃げ惑うのでハンドリングに向かない、と言われますが、確かに臆病なのは事実で日中はクレスなどと違いシェルターの下に隠れています。ただ逃げ惑うかというと、3匹中1匹はそうですがほか2匹はそんなこともないです。大人しく掴めます。

触感は今まで紹介した子たちと異なり、筋肉質なヤモリです。モチモチというよりムチムチという感じでしょうか。定期的に触りたくなる魅力を持つヤモリです。

湿度要求量が高いという話もありますが確かに水苔シェルターを置いて置くとその中に隠れていることがあるので確かに高いのかもしれません。ただ1日一回の霧吹きで問題ない程度です。

餌も人工飼料を食べますし飼いにくい要素はないです!繁殖に成功したら販売しますのでどなたか買ってください・・コモチミカドヤモリ仲間が欲しいです。

余談ですがニュージーランドにはコモチモリヤモリという種類がいるようですね。日本で流通したことはなさそうですが気になるなあ。。

⑥クチサケヤモリ

昨日ブログで愛を語りましたがあまり人気がないので省略します。苦笑


こういった小型のヤモリは飼育スペースのアクセントとして楽しむのがお勧めです。日中も写真のように隠れずにじっとしていることが多いので買ったけど見かけないということもなくいいヤモリなんでけどねえ。

⑦サラシノミカドヤモリ

なんだろう、店主扱ったことがないのです。理由は単純で普通のヤモリっぽい見た目なんですよねえ。それが刺さる人には刺さると思いますがニューカレドニアっぽくないので、ニューカレドニアヤモリが好きな人が惹かれる種類ではないのかもしれません。多分飼育したらしたで気にいると思うのでそのうちペアで仕入れたいとは思っているのですが、マモノの繁殖がうまく行ったら次はチャレンジですかね。どうしても優先度が下がってしまうヤモリです。

海外からのオファーで「WC」と記載があり、まさかのワイルド宣言?と思ったらホワイトカラーという意味で首元にVネックのような白いカラーリングがある個体のことをそのように表現するみたいです。扱ったことないのであまり語ることができないニューギニアヤモリです。すいません。

⑧ジャルーミカドヤモリ

これも見たことない人多いのではないでしょうか。とはいえ見た目は完全にマモノミカドヤモリなので画像での判別は不可能かと思いますが苦笑

ニューカレドニアヤモリを全部コンプリートするんだ!と思った方が揃えるヤモリではあると思いますがそれ以外の一般の方が敢えて購入することはない、のかなあと思います。

そういうのを揃えるのは楽しいんですけどね。わかる人にはわかる凄さというのは非常に良いものではあるのですが。ちなみにこちらも扱ったことないです。マモノミカドヤモリで満足しています。

⑨ババイヤモリ

色々なババイヤモリがいます。小型のヤモリでクチサケヤモリよりは少し大きいですかね。

ババイヤモリは一時期本気で飼育しようと思って色々調べたりお店に見に行ったりしたのですが結局飼いませんでした。これもちょっと地味すぎたのが原因ですね。クチサケヤモリ揃えてからでいいかなあと思ってしまいました。

小型のヤモリは揃え出すとキリがなさそうな沼っぽい感じがいいのですが、正直なところごく一部のマニアの方以外にウケる気がしないのでなかなか仕入れる優先度も下がってしまいます。店舗がとても広ければそういうスペースも作りたいんですけどね。2店舗も出せたら1店舗はそういうマニア向けのヤモリばかりにしてみようかな。日本初流通のXXババイヤモリです!みたいな誰が喜ぶのかわからないヤモリを仕入れて一人でテンションが上がる、的な。


以上、主なニューカレドニアヤモリについて語ってみました。触り心地がよく、飼いやすいヤモリばかりですので、1匹飼い始めると揃えたくなること間違いなしのヤモリ達です。

お店に色々置いてるので良かったら見に来て下さい。自慢するだけですがコモチミカドヤモリも触っていただくことは可能です。笑


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