トカゲ初心者にもおススメするリッジテールモニターの飼育

こんにちは。Arrow Reptilesです。

航空会社がCITESの輸出許可証の原本を送付し忘れたことでわけのわからないトラブルになっていて面倒が起きています。。税関のおじさんが役所のおじさんと話しているような面倒臭さがあって、、

まあそれはさておき、表題の件、今日はリッジテールモニターについて語ってみようと思います。

リッジテールモニターとは?

オーストラリアに生息するドワーフモニターの一種です。「ドワーフ」の名の通り、あまり大きくならないモニターとして海外でも人気で、繁殖も盛んに行われています。


こちらでアダルトサイズです。しかもこの子はかなり大きめの個体です。モニターらしい恐竜の風貌を持ちながらミニチュアサイズ・・この時点で魅力的ですね。全長は大きいのですが尻尾が長いのでぱっと見で大きいなあ、と感じるサイズではないですね。


手乗りサイズのトカゲです。

リッジテールにはレッドアキー・イエローアキーという2種類がいます。名前の通り赤くなるのがレッドアキー、黄色くなるのがイエローアキーです。が、大体市場に流通するのはどちらでもない「リッジテールモニター」ですね。交雑されているのか、それともどちらなのか判断がつかない個体が大半です。今回販売している個体もその個体になります。まあそもそも公式には商業輸出されていないオーストラリアの生体なので、、ジャイアントゲッコーのように産地が明確に分かれて管理されているのが異常で、こちらが普通な気がします。(ジャイアントゲッコーの産地が正しいのかはまた別の話ですが)


一応「イエローフォーム」というインフォメで届いたのですが黄色くはない・・・ですね。淡い赤色の個体たちです。

飼育の仕方は?

弊店ではアダルトサイズを2ペア管理していますが、小さいアダルトペアは60cmケージ、大きいペアは90cmケージで管理しています。



どちらも中は基本的には変わらず、バスキング+紫外線ライト、シェルター・流木、水入れです。リッジテールモニターはまず、比較的バスキングしている姿を見かけます。アオジタ<リッジテール<フトアゴというイメージでしょうか。

次に水分要求量は比較的多いようです。水入れの水がすぐなくなるので毎日水を替えています。

それくらいですかね。全体的にはフトアゴの管理にかなり近い飼育環境です。

リッジテールモニターの性格は?

臆病なところはあまりなく、人を見て逃げ出すような個体と出会ったことはないです。マサイヨロイトカゲなどの小型のトカゲにありがちな、姿を見たと思ったら一目散にシェルターに逃げ込むタイプのトカゲではないです。

また、荒くない個体が一般的です。ハンドリングして噛まれたことは一回だけあります。購入前、確認時に触ったら噛まれたのですが、、輸送でストレスを感じていたのかもしれません。以降はそういった経験はなく素振りすらないです。

感覚的にはボールパイソンに近いかもしれません。触ろうとすると舌をチロチロさせて様子を伺っているような感じです。

リッジテールモニターの餌は?

モニターらしく肉食性のトカゲなので、コオロギもしくは肉食トカゲ用の人工飼料を与えています。太らせないように週に3回、ほどほどの量にしています。

人工飼料を与えているときは餌を食べる様子を確認しづらかったのですが、コオロギをあげるようになって追いかける姿を見ることができるようになりました。コオロギを咥えて飲み込む姿は小さいながらに迫力があって楽しいです。なので個人的にはコオロギを与えることをお勧めします。小さめのレッドローチやデュビアでも問題はないと思いますがコオロギの跳ねる姿を見て追いかけ回しているのでコオロギが1番適しているイメージです。

日常の世話は?

水分要求量が多そうなので、基本的には水替えを毎日しています。霧吹きやスポイトで与えないと認識できない、、というタイプではなさそうです。

またオーストラリアのトカゲなので湿度を上げた方が良い種類でもないです。基本的には水入れに水があれば問題ないと思います。

と、ここまで書いてみましたが、基本的にはフトアゴと同じ飼い方で問題がないトカゲです。トカゲ初めて、という方でも問題なく買える種類だと思います。一点注意点としては、、太らせるのは良くない、というのはモニター全般で言われることです。が、太ると見た目ですぐわかるので神経質に管理する要素はないです。(胴回りがぷっくりします)

見た目よし、飼いやすいということでアオジタに匹敵する度合いでお勧めのトカゲです。気になる方は是非一度店頭で見ていただければと思います。

以上、本日のブログでした。ありがとうございました。


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