おデブなサンエステバンと卵を産んでゲッソリしたマモノ

 こんにちは。ArrowReptilesです。

輸出関係で毎度お馴染み原産地証明書という書類を発行してもらうのでトラブっています。まあ輸出の書類に興味ある人いないと思うので詳細は略しますが、インターネット申請だといつ発行完了するかわからない、窓口での紙申請だと即日対応可能というお役所仕事っぷりが垣間見える書類です。

普通の感覚だとインターネットだと即時発行、窓口だと後日対応だと思うのですが、、このあたりは役所の感覚と違うのかもしれません。

輸出入は謎の(理由はわかるんですが必要性は感じない)書類が色々発生するので非常に面白いイベントです。ストレス溜まりますが。


お口直しにおデブなサンエステバントゲオイグアナです。最近になって太った気がするメス個体です。あんまり太りすぎると体に悪そうなので様子見ですね。抱卵とかであればいいのですが。

抱卵といえば、先日書いた脱走したマモノミカドヤモリですが、卵を二つ産んでいました。そろそろ卵産みそうだなーと思っていてのも必死で探した要因だったのでとりあえず安心です。脱走が卵に悪影響なければいいのですが・・・

そしてマモノの特徴として抱卵するとお腹がぷっくりして、産むとゲッソリする点が挙げられます。クレスやガーゴイル、ジャイゲコやクチサケヤモリといったニューカレドニア系ヤモリの中でも一段とぷっくりしてゲッソリするのがマモノのイメージです。

ジャイゲコやクチサケヤモリは特に卵を産むことによる見た目の変化はない種類です。クレスやガーゴイルはややあるかな・・というくらいですね。

まだ繁殖に成功したことないですが、マモノと見た目がよく似ているコモチミカドヤモリが産むとどうなるかですね。これでぷっくりしてゲッソリするようなら似てるヤモリだなーといえそうですが。とはいえ、分類学的にはマモノとコモチミカドは違う属なので・・・どうなんだろう。

再生尾もそうですが、ニューカレドニアのヤモリの微妙に違う差異が色々見えてきて謎が深まるばかりです。あーニューカレドニア行って探索してみたいなあ。来年には必ず行きます。

なお、論文「Revision of the giant geckos of New Caledonia」によると、

ニューカレドニア本島におけるマモノミカドとセイレイミカドヤモリの生息マップです。赤い点がセイレイで緑がマモノです。こう見るとどちらも本島にいるので、いわゆる「メインランド」として流通するマモノミカドヤモリにもセイレイミカドヤモリ混ざってそうですよね。

一応上記論文に両者の見分け方も載っているので興味があるマモノ飼育者は確認してみると良いかもしれません。苦行ですが・・・!もし自分が飼育しているマモノがセイレイでした、という人いたら教えてください。


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