ジャイアントゲッコー 「Black Poindimie」 の紹介

 こんにちは。Arrow Reptilesです。

本日はタイトルの通り、ジャイアントゲッコーの「Black  Poindimie」を紹介します。自分なりの理解ですので間違っていたら優しく教えてください・・・

Black Poindimieとは?

ジャイアントゲッコーの産地「Poindimie」の中で、両親が共に真っ黒の個体から産まれた、黒みがかかった個体を指します。真っ黒になるかどうかは育ってみないとわからないというのが正直なところですが、真っ黒のアダルト個体は惚れ惚れするレベルでかっこいいです。

黒くないPoindimieは「Green Poindimie」と呼ぶことがあり、Black×Green Poindimieというのも見かけます。黒い方が人気があり高額になる傾向にあります。Greenでも高いですけどね。

Poindimieとは?

極めてややこしいのですが、今回ご紹介するのはPoindimie地方で採取されダラス動物園で繁殖された個体を源流とする「Poindimie」になります。

※と紹介されている昔の某雑誌を参照していますが、所々怪しい記載があるのでどこまで正しいかは不明確です。また、Poindimie地方に生息する全ての個体が同じ特徴を持っているのかはわからないです。。

この種類は特徴として全体的に細長く(顔つきや尾が長い)、ブロッチがなくパターンレスに近い色模様となります。また最大40cm400gと言われる巨体も特徴です。

性格は荒くなると言われており、ブリーダーの方によると「メスはそうでもないがオスは荒くなる傾向にある」そうです。

何故高額なの?

黒く大きくなることから世界中で人気があるから、というのが一点と繁殖の難しさ(高額なことからペアリングに勇気がいる、また性格が荒いことからペアリングが難しい)ということが挙げられます。Poindimieを繁殖して定期的に販売しているブリーダーとなると世界中で数えれるほどしかいないのではないでしょうか?

ジャイアントゲッコーのペアは相性が重要であり、相性が合わないと殺し合うと言われています。超高額のペアをお見合いさせてメスが死んだ日にはしばらく立ち直れない自信があります。

そんなこともあり、需要が高いにも関わらず供給が少ないので高額です。

今後も入荷予定はあるの?

一応オファーはポツポツあります。ただし超高額なんですよね。今回は比較的お安く購入できたのですが・・・なのでご要望があればオスを探すこともメスを追加することも可能です。(参考までに金額は軽く100万を超えてきますが・・)

どれくらい大きくなるの?

わかりません。大きい親から小さい子が生まれることもあるので必ず大きくなるとは断言できないです。。ただ、ジャイアントゲッコーはずっと成長するため、歳をとるほど大きくなるそうです。そういう意味では長い目で見た方が良いのかもしれません。

繁殖までどれくらいかかるの?

現在で半年程度のベビーでして、性成熟が3歳頃なので後2年半くらいでしょうか。ゆっくり育ててあげてください。

Yateとどちらが大きくなるの?

Yateは1番体重が重くなる産地で、Poindimieが1番大きくなる産地と言われています。ならPoindimie×Yateが最強じゃね?と思ってしまいますね。なのでこのPoindimieメスが売れ残ったらYateのオスと交配してみようと思っています。Yateは飼育していないので一匹欲しいです。

大きい個体が欲しいけどどうしたらいいの?

もう既に大きくなっている個体を購入しましょう。オスであればアダルト個体はたまに出回りますので探すことは可能です。ベビーから購入する場合は、どうなるかわからない点が多々あります。ただその代わりお安く入手できるんですけどね。ただ大きくならないとしてもヘンケリーほど小さいまま、ということはないと思います。30cmは超えるのでそれ以上になるかはわからない、、くらいのイメージで捉えていただければと思います。

ジャイアントゲッコーは飼育は難しい?

基本的にはクレスと同じ飼い方で問題ないです。サイズが大きくなるのでケージはひとまわり大きいのが必要になるくらいでしょうか。

コルクなどを置いてあげると日中はその中に隠れていて、夜になると出てくる姿を観察できます。後は水入れを置いておくと良いでしょう。

餌はクレスと同じ人工飼料で大丈夫です。コオロギでも飼育できるとは思うのですが個体によって食べない子もいます。

ジャイアントゲッコーの飼育において注意する点はある?

噛まれると流血必死なので不用意なハンドリング(上から掴む、後ろから掴むなど)は気をつけてください。30cmオーバーの巨大ジャイアントゲッコーと触れ合う時は機嫌を見ながら、革手袋をつけることも検討しましょう。ヘンケリーだろうとグランテラだろうと機嫌が悪い時は要注意です。

おすすめの産地はある?

何にこだわるかですが、大きくなる個体が欲しいならYateかPoindimie、またはYate×Poindimie(所謂TypeA)になります。後は大きくなる個体としてはTypeCというのもいますが海外でも流通しないのでここでは省きます。

綺麗さを求めるのであればヘンケリーかGT  BまたはGT×ヘンケリーの中で模様が綺麗な子です。近年の特徴として、海外では綺麗さを追求して産地を気にしない個体が増えて来ている傾向にあります。ヘンケリーの産地についてはあまり産地ごとの差がないのでそれほど気にする必要がない、というのが個人的な考えです。

黒さを求めるのであればPoindimie BlackやType Aのダークモルフ、MCDMやYambeXといったカラーモルフなどがいます。純粋産地の黒い個体はPoindimieかマウントコーギスのダークモルフになりますが後者は最近見かけないです。なぜか1匹飼育していますが。黒いYateと謎のメラニスティックについてはよくわからないので今度調べてみます。

余談ですが模様が多く鮮やかな個体は欧米では高額で取引されており、その流れはそのうち日本にも来ると思います。

60cmケージで飼育できるサイズが良ければヘンケリーになります。ヘンケリーであればアダルトでも60cmケージでペア飼育可能です。ちょうど良いサイズ感が個人的におすすめです。

ざっとこんな感じでしょうか。他にも気になる点あればお気軽にお問い合わせください。

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